こんにちは★はじめまして、ジンノウチです。(いつかどこかで自己紹介します)
HuBのコンセプトは、
-酒と学びとつながりと-
主人公として生きる人たちと、まちを楽しむ人たちと、
人と人、人と場所、人とまちをつなぐイベントBAR。
コンセプトにもあるように、まちと人がテーマのイベントを開催しております!
今回は、先日開催されたHuBトーーク vol.11の開催レポートをお届けします!
HuBトーーク vol.11
開催日:2026年1月19日(月)
ゲスト:みつか坊主/惑星のウドンド 斎藤光典さん
テーマ:気づいたら、蛍池の沼に浸かってました。ー 発酵・ラーメン・地域に人生を連れ去られた話 ー

今回のゲストは、斎藤光典さん!(みつか坊主/惑星のウドンド)
今宵もTHE HuB(蛍池)で開催された「HuBトーーク 豊中のおもろい人」Vol.11。
今回のゲストは、蛍池の顔と言っても過言じゃない——みつか坊主と、24時間セルフうどん店惑星のウドンドの仕掛け人、斎藤光典さん。
話は飲食から始まって、気づけば「生き方」「街の見方」「怒りの扱い方」まで。
しかも、全部がつながっていて、最後はちゃんと蛍池に着地する。まさに斎藤さんの自由だけど芯のある生き方を象徴するような時間となりました!
斎藤さんの正体は..?(笑)
グランプリをも獲得したラーメン屋「みつか坊主」(都心から少し離れた蛍池で!?)と、無人の24時間営業セルフうどん屋、惑星のウドンドの仕掛け人でもあり、最近では蛍池の飲み歩きイベントもひとりでやってしまっている斎藤さん。
そんな斎藤さんが何者であるかということから整理していこうと思います。(笑)
蛍池駅前のラーメン店 「みつか坊主」 オーナー(“発酵”を軸に、味噌や発酵調味料の世界を広げるお店)
購入〜調理まで完全セルフ/24時間営業のうどん店 「惑星のウドンド」 オーナー
ご自身でもテーマにしておられる印象でしたが、まさに“地域と人を醸す”を軸に、食を起点にローカルで仕掛け続ける人です。
今回はその斎藤さんの生い立ちから、イベント内でお話されたことを順を追ってレポートとして書かせてもらいます。
自由の原型はここから!?反発しまくりの少年時代。。
前半は、かなり赤裸々な生い立ちトーク。
斎藤さんの語り口が軽快すぎて笑ってしまうんですが、出てくる絵がだいぶ濃い。
たとえば、小学生の頃。
勉強を“押さえつけられてる”感覚が強くて、夜になると気持ちが爆発する。
斎藤さんいわく、
夜中10時ぐらいになったら、2階の自分の部屋から飛び降りて外に遊びに行く。
朝方3時とか4時に帰ってきて、柿の木登って屋根登って部屋に帰る。
……情報の絵面が強い。笑
でも、本人はケロッとして「まぁそんな感じで過ごしてました」と言う。
さらに小6の終盤、さらっと出てきたのがこの一言。
「案の定、6年で塾クビになってるので」
受験はした。けど進学したのは地元の中学。
中3の進路のタイミングになると、先生からこんな言葉を投げられる。
「お前、どこも行かれへん」
ただ、学校には行ってる。でも——
「教室にいないんですね」
「食事の時間になったら外食してるみたいな…」
“ヤンキー”というより、「枠に収まるのが無理」なタイプ。
そのまま大学まで進みつつも、最後はこれもまた強烈で、
親に黙って退学届を出した
ここから、斎藤さんの「自由」の路線がさらに加速していきます。
この話が面白いのは、ただの反抗期の武勇伝じゃ終わらないところ。
斎藤さん、実は小学校の頃からずっと、YMCAの野外ボランティア活動を続けていたそうです。
子どもたちとキャンプに行ったり、自然の中で過ごしたり。
“荒れてる”のに、“場づくり”もしてる。
この二面性が、後半の「飲食を装置にする」「地域を醸す」につながっていく感じが、すごく斎藤さんでした。

おや..?この大きな後ろ姿は..??
未経験からの飲食、そして「全部がなくなった。」
「そもそもラーメン屋を自分でやる気はなかった」というところから、いろいろな過程を経て未経験で飲食の世界へ。
ストイックに研究をしつつも、なかなか経営が厳しい期間は2足の草鞋を履いて寝ずにラーメン屋を回すという精神。
徐々に施策がはまっていき、雑誌でのラーメン企画でなんとグランプリ。その時期にはなんと蛍池に○○人もの人が訪れていたそうです。
店はどんどん繁盛をしていったそう。
…が、海外への社員旅行中に火災。
積み上げてきていたものが一気にゼロに。保険などの話も含めてかなりリアルでした。
ただ、そこからもまだまだ斎藤さんの人生は続きます。とらえ方、考え方、乗り越え方など赤裸々に語ってくださり、飲食店をやっていた筆者にはとても刺さりました。
無人・完全セルフのうどん屋[惑星のウドンド]という実験装置

多くの人が入店して、意味が分からず扉を一度閉めてしまうそうです。笑
再起の流れの中で斎藤さんが次に蛍池で仕掛けたものは、無人×24時間のうどん店。
。。。意味がわからないですよね!?しかも蛍池で。どれだけ蛍池が好きなんや..
斎藤さんいわく、無人店は「おもちゃ(実験場)」。
飲食業のしんどさ(人件費・運営負荷・利益率)を、仕組みでひっくり返せるかを試している。
しかも視点が“街”に向いてるのが、斎藤さんらしさ。
「24時間、灯りがついてるだけで街の価値が上がる」
“商売”というより、“街のテスト”でもある。
(店の話なのに、街の未来の話になっていくのがHuBトーークっぽい)
無人のうどん屋さんは、もちろん会計もセルフ。作るのもセルフ。そんなんあり!?と思いましたが、斎藤さんいわく、今は「丁寧すぎる店」も多い。これくらいでちょうどいいのかもしれない とも語っておられました。
地域のお母さん惣菜 と 地域の学生に対する視点のお話。
後半は、食を起点にした連携の話が続々。
子育てが一段落した地域のお母さんたちが料理を作り、それを販売する仕組み。
こどもが巣立つと低下する料理のモチベ、食材の使い切り、それと、進学を機にひとり暮らしが始まることも多い、学生の忙しさ。
バラバラの課題が繋がり、良い形で循環する。
そして斎藤さんが繰り返していたのが、学生との向き合い方。
“労働力”としてではなく、対等なパートナーとして見ている。
分析が好きな子は分析で、企画が得意な子は企画で。
「学生バイト」という枠じゃなく、優秀な大学生がいるということは紛れもない地域の宝。ちゃんとコミュニケーションを取って、関係性ごと育てる。
このあたりでふと、「発酵って、食材だけじゃないな」と思うんです。
関係性が混ざって、時間をかけて“味”になっていく。
斎藤さんの話は、その比喩がやたら似合う。
書ききれないほど大盛り上がりなVol.11
他にも海外生活をしていた斎藤さん。その現地でのエピソードやイベントを聞きに来ていた方々からの率直な質問などなど、会話が途絶えない大盛り上がりのイベントとなった今回。
もっと斎藤さんを知りたい、蛍池を知りたい方はぜひ蛍池駅前にある「みつか坊主」と「惑星のウドンド」へ!
そんな斎藤さんご指名の次回ゲストは..
豊中で循環型きのこ栽培×障がい者雇用の事業 ONE TOYONAKA を立ち上げた、ボーダレスジャパンの中尾英理さん(通称:マリオさん)。今は次なる挑戦に向けて仕込みをされている期間だそうで、ここでしか聞けない話が聞けそうな予感がします。
蛍池の沼の次は、豊中の菌糸で循環する話になりそうで、楽しみですね!
【次回!】
日程:2025年2月24日(火)
ゲスト:中尾 英理さん(通称:マリオさん)/ONE TOYONAKA(ボーダレスジャパン)
会場:THE HuB(蛍池)
開場:18:00
トークセッション:19:00〜20:40
大交流会:20:40〜22:40(軽食・飲み放題付き)
参加費:5,000円(トークセッション+大交流会/飲み放題・軽食付き)
学生:3,000円
定員:20名限定
編集後記

記事では触れていませんが、イベントの中でふっと話題が“仕事”から“暮らし”のほうへ寄っていった瞬間がありました。
斎藤さんが、その場にいた奥さんとの出会いとなれそめ、そして今も変わらず大切にしている価値観について、ぽつぽつと語ってくれた時間です。
派手な武勇伝みたいな話じゃなくて、むしろ逆。
「こういう人と一緒にいると、自分はちゃんと地に足がつく」とか、
「“やりたい”の勢いだけじゃなくて、続けるための見方を持てる」とか。
斎藤さんの言葉は、のろけ交じりで、照れくさそうで、でも妙に具体的で、聞いている側のほうが勝手に沁みてしまうやつでした。
“オモロいが先”で走り続ける人ほど、そばにいる誰かの存在が、日々の選択を静かに整えている。
今日のトークは、発酵やラーメンや地域の話に見えて、最後は「どう生きるか」の話に着地していきましたが、そこに奥さんの話が重なったことで、斎藤さんの“沼の正体”が少しだけ見えた気がします。
蛍池にハマったのも、発酵に連れ去られたのも、きっと偶然の積み重ね。
でも、その偶然を“続く形”に変えていくのは、日々を共にする人との関係性だったりする。
そんなことを、帰り道に思い出してしまう夜でした。
ライター:ジンノウチ
福岡生まれの若造。まちづくりに関心があり、普段は大阪大学7年生をしてます!
HuBの中での諸々を発信していきます~

